とにかく沼が深すぎる

気づいたら色々な沼にはまっていた

趣味コン(読書コン)に行ってきた

私はそこそこ読書が好きなので、

読書コンに行ってきた。

読書コンとか読書が好きな男女が集まる街コンのこと。

街コンジャパンの趣味コンの中から見つけて、

いい人がいなくても、友達つくれたりするかも!と軽い気持ちでいってみた。

結果、趣味コンの難しさを痛感するこになる。

 

街コン自体は2.3回行ったことがあるが、独りで参加するのは初。

ちなみに趣味コンも初。

場所は京都・四条のこじゃれたバル。

席に案内されると、街コンでよく書かされるプロフィールカードなるものが各々の席に置かれている。

読書コンだけあって名前、住まい、年齢以外は

好きな作家は?とかおすすめの一冊は?とかを書くかんじ。

シンプルに悩む~。

悩みつつプロフィールカードを書いていると、全員がそろい店員さん(店の店員さんで街コン主催会社の人はいない状態)が時間のことや料理の説明と最初の飲み物のオーダーを取り出す。

 

私が参加した会は全員で7人。男4女3。

女は私以外のふたりは同僚同士で参加。しかも二人とも年下。

え~~もう帰りたい~~と最初は思ったが、とてもいい子だった。よかった。

男性は、

ややマッチョでジャケットがお高級そうなAさん。30歳

めちゃめちゃオタクっぽいわけじゃないけど「あ、家にいるの大好きそうだな」てオーラがするBさん。28歳

大学生なの?バンドでベース弾いてますか?ていう感じのCさん。26歳

オマエが読む本って自己啓発本だろ?っていう意識高そうなオーラがわんわんしてるDさん。29歳

 

最初の飲み物がそろい、店員さんも普通の業務に戻り野に放たれた読書好きたち。

とりあえず乾杯して、ど、どうする??という雰囲気に。

そう、読書が好きなやつに初対面同士の飲み会を盛り上げるスキルなどない。

とはいってもどうにかするしかないので、ぎくしゃくしたまま自己紹介がはじまる。

まず男性から。

Aさん なんと帰国子女で英語版のハリーポッターを読んだそうで。ほへー、って感じである(語彙力

好きな作家は村上春樹

Bさんはシステムエンジニア。思った通り、休みは家で本読むかゲームするかの二択。

好きな作家は村上春樹

Cさんはサラリーマン。おとなしい~、ふつ~の人ぽい。

好きな作家は東野圭吾

Dさんは予備校の教師だったかな?忘れたわ。自己啓発本(やっぱりか!)からファンタジーまでなんでも読む。月に10冊は読む。

好きな作家は村上春樹宮沢賢治

続いて女性。

私。26歳、事務職。

好きな作家は道尾秀介

女性1 25歳 介護士 なんというか、高校時代は放送委員でした!てかんじ。ちょっと男子!て言い出しそう。

好きな作家は村上春樹

女性2 24歳 介護士。クラスのポジションでいうと派手でもオタクでもなく、いい意味でモブポジションてかんじ。バドミントン部ってかんじ。

好きな作家は東野圭吾、だったかな?

 

えぇ、村上春樹好きの多さ。7人中4人がハルキスト。

わたしね。村上春樹、好きじゃないんですよね…。というか、ハルキストが苦手なんですよね…

ホットケーキをコーラに浸す?は??

趣味コンとは同じ趣味の人同士があるまることにより、会話を円滑にすすめ盛り上がることが最大の魅力だと思うんですけど、

共通の趣味ではあるが好きゆえに好きの方向が違うとむしろ敵なんですよね。

だから今もうこれは7人の中に4人敵がいる状況なんですよ。

 

もちろん4人もハルキストいれば、村上春樹の話になりますわな。

一応、ノルウェーの森は読むだけ読んだけどかなりむかしで覚えてないし、

映画もただのチチクリ映画という印象。(個人の感想です)

なんかすげぇ内容について語りだすハルキストたち。

黙り込む非ハルキスト達。え、まじで帰りたい。

とくに意識高い系のDさんの語りがすげぇ。なに?お前が書いた本なの?ってくらい登場人物の心情について話してる。

 

ハルキストのお話を右から左で聞き流してるうちにおうち大好きBさんがこういった

「今日皆さん、恋人作るのが目的ですか?」

え・・・そうですけど・・・?という空気はでるが誰もが様子を伺い口にださない。

それを否定と読み取ったBさんはさらに続ける

「ですよね!僕はどっちかっていうと読書仲間がほしくてきたんです!僕はおすすめされた本なんでも読むんで、みなさんのおすすめ教えてください!!」

もう、帰れ。いや、頼むから帰らせてくれ。

そんなもんは「読書 おすすめ」でグーグル先生に探してもらえ。

明らかにこれもうないわってなってる女性陣。

どうにかそれなりに盛り上げようとするAさん。さすが帰国子女。

暴走するBさん。読書愛を勝手に語りだす。そしてなぜかモンストの話。

なんにもしゃべらないCさん。

Bさんと語りだすDさん。

もうこれ趣味コンじゃねぇよ。ハルキストの会だよ。

 

なにもかもめんどくさくなった私はおすすめの本を聞かれ我孫子武丸の「殺戮にいたる病」をあげておきました。読んでドン引きしれくれ。でもまじで傑作だからな!!

njp9mmkmt.hatenablog.coms

そんな空気のままお開きの時間に。

「みなさんのおすすめ、知りたいんでLINEグループ作りましょ!もう会話とかいいんで、とにかくおすすめの本の作者とタイトルだけガンガン送っていってください!」とBさんがいい無理やりLINEグループを作ることに。

オマエはもう街コンにくるな。

3日後には7人中3人がグループから抜けていた。

 

総括。

趣味コン難しい。もっと幅を狭めないと、同士ではなく敵がいる可能性が高すぎる。