5年、片思いした結果
私は5年片思いしてた好きな人がいたけど、婚約してる彼氏がいた。
文面にしたらめっちゃ贅沢!
贅沢だけどそんなんじゃなくて。
告白されてしまって断れなかった好きじゃない人と付き合いつつ、ずーっと、好きだった人がいた。
うん、どう書いても贅沢だけど、ぜんぜん幸せじゃなかった。
死ぬほど贅沢なんですけど。
付き合ってる人と同棲するために引っ越す前やも、本当に好きな人と呑んでいた。
飲んでる途中、行きたくない、誰かに止めてほしいと言いながら笑って呑んでいた。
もう会わないかなという気持ちで、解散した後にLINEで本当はずっと好きでしたと告白した。
返信は「微っ毛しました。」
びっくりしすぎて誤字のオンパレード。
振られるでもなく、とにかく誤字のオンパレードでわたしの5年の片思いは幕を閉じたっぽかった。
彼と私はバイト仲間からの、プロレスという共通の趣味を介して月一でプロレス観たり呑んだりする仲。
同棲のために、元々住んでいたところから2時間かかる土地に引っ越し、コロナもありその後2年はグループLINEをしたり、しなかったりで疎遠に。
今年に入ってちょっとコロナも落ち着いたし、
結婚してからプロレスから疎遠になり、
その間に最愛の柴田勝頼選手が復帰していて!!!!
ケニーオメガも戻ってくると言っていて!!!!
今ならば、と、プロレス観戦に誘ってしまった。
本当のことを言うと、人生最大の淫夢を観たのだ。
ずっと会いたかったです、好きです。と言われ、あんなことやこんなことをイチャコラされる夢でした。
夢の中の私は、夫にどう説明しよう。なんて言って別れよう。と、
その子(3歳年下なので)との今後しか考えてなかった。当然に。
その翌日、プロレス観に行きません?と誘うという、私は動物です!!!と言わんばかりの行動力。性欲MAX。
そしたら二つ返事で返信来るんだもの〜。
いつも最愛の彼と、お馬鹿さんなもう1人と3人で観戦してたので、
お馬鹿さんの住む我が家から2時間かかる会場で2年ぶりに観戦することに。
観戦地、到着してからめちゃくちゃ高鳴る鼓動。夢だから、ありえないから、と言い聞かせる理性。
現地在住のお馬鹿さんから、遅れます!とLINE。
なんでよ!気まずいよ!心臓バクバクよ!のオーバー30の私。
2年前の告白などなかったように「お久しぶりです!」と声をかけてくれる最愛のひと。
相変わらず可愛いいいいい!!
を、抑えつつ「遠かったですね(年上の余裕的なもの)」と応える私。早くお馬鹿さん来てくださいいい!!!
どうにか会話を保たせていたら、最寄駅なはずなのに一番遅刻のお馬鹿さん(一番年下)が合流。
恒例のうどん屋へ。(試合前にいつもうどん食べてから観に行く)
道すがら、「最近どうっすか?2年ぶりくらいですよね!」とお馬鹿さん。
「実は、この2年で結婚した。」
け っ こ ん ??????
私の大好きな人が?知らない人と?結婚???
聞いてない。知らない。私も結婚したけど。聞いてない。無理。大好き。
2月に籍入れて?9月に結婚式あげて?そのあと新婚旅行いった???
知らない。私と淫夢を正夢にするのでは???※ワシは既婚者。
そんな気持ちはゴリゴリに抑えて、「えー!おめでとう!」とがんばる、ワシ。
そう、もはや一人称は私からワシに。
そんで試合。試合は地方ならではのめっちゃ近い席!!
ヨシハシ推せる〜後藤推せる〜
知らない間にYOHが闇落ち、それが逆に推せる〜
て感じでした。2年ぶりでも楽しかった。
そのあと恒例の3人飲み会。
なんの事情も知らねえお馬鹿さんは我々の結婚生活をゴリゴリ深掘りしてくる。
パートナーをなんで呼んでるのか、間取り、家事の役割分担、すんげえ聞いてくる。
最愛の人が、嫁をレナちゃんて呼んでるとか、つよちゃんて呼ばれてるとか、休日は互いに干渉しすぎずダラダラして気づいたら夕方とか、嫁は簡単なものしか作ってくれないとか、何の家事もしたことない君が洗濯や風呂掃除してることとか、
知りたいけど、知りたくないのよ!!!!
私の結婚生活も知られたくないの!!やめなさい、馬鹿タレ!!
会話が所帯染みましたね、とかいうな!お前が結婚生活についての質問しかしてねんだろが!!
なんだかんだ未婚のお馬鹿さんの話や、(7年ほどの付き合いがあるので)昔話に花を咲かせていたら大笑いして終電の時間に。
そしてその終電ていうのが、最愛の彼と私が1時間同じ電車で帰るという悪魔の所業なわけで。別の席に座るわけにもいかず、話が盛り上がる目処もない地獄の2人っきりの時間!!!と思っていたら、終電が10分遅れてる!!ワシは1時間乗ったあと乗り換えがある。間に合わなくね?1人なら適当な駅で一晩過ごして始発で帰るけど、仮にも結婚してる今、クソほど旦那に怒られるくね?と、新幹線に全力ダッシュ。
最愛の人に、またね!バイバイ!で別れる。
冷静になったら遅延してる普通に乗っても間に合ったはずというね。へへへ。ここから淫夢つながったのかな!!へへへ!!!
ほんとに死ぬほどの期待を抱き、死ぬほどの絶望を感じ、変わらない友情を感じた、ただのプロレス観戦でした。
行く時は恥ずかしくて隠してたプロレスロゴ入りパーカーを帰りの電車に乗る今、コート脱いで袖まくってフルオープンですわ。
いろんな気持ちをひっくるめて、明日は仕事です。
後藤・ヨシハシ、タッグリーグ二連覇してくれよ!!!!