喪女がコロナ禍に交際・同棲・結婚・妊娠・流産した話3
前日に稽留流産の可能性が濃厚と発覚するが、
予約してるし町の産婦人科ではわからないこともあるのでと1時間かけて生まれつきの病気である心室中隔欠損症の検査のため、循環器専門病院の産婦人科を訪れることに。
その結果町医者では産めないし流産手術も危険といわれる。
まじかよ。13年くらい放置してたわ。
うちで流産手術するからといわれ、検査をして予約を取らされ、あれよあれよと言う間に三日後入院することに。
手術はほんとに寝てたらおわって、赤ちゃんのことにふれられることもなく次回の診察予約をとってさっさと帰った。あっけない。
入院中に母親から、「少しの間だったけど、しあわせな気持ちにさせてくれてありがとうって思います。」てLINEきて号泣した。ほんとにありがとう、と思う。
夫は流産がわかってから手術が終わるまで1週間休みをとってくれた。
手術前の三日間は万が一自然に出てきてしまったときこまるので仕事を休んだが、
とくに体調は悪くないので気分転換にどっかに連れ出そうとする夫。いや、お休みじゃないのよ、とたしなめる私。険悪なムード。が最悪だった。IKEAのフロアででちゃったらどうすんだよ。
あと一番揉めたのが、
妊娠中、生モノとカフェインとアルコールを絶っていた。もう食べてもいいよな、と(夫が行きたくてしょうがなかった)回転寿司を食べに行った帰りにコンビニのコーヒーを片手に「〇〇はコーヒー飲めんもんな」と言ってきやがったので「どうせもう一緒じゃん」と言ってしまった。そしたらどうせってなんや、最低やと怒られた。泣いたらため息をつかれ、買い物行く予定だったのに家に連れ戻された。
わ ざ わ ざ コーヒー飲めないもんねとか言わなくてよくない?ひっぱたくぞ!と喧嘩したが、いまはまあまあ仲良し。
あと流産後つらかったのは、
出産のことネットで調べすぎてめっちゃ妊婦向けの広告がでてくること。
夕方のニュースの最後に今日生まれた子を紹介するコーナーでキラキラネームの子をみること。
職場に報告すること。
あんなに赤ちゃんが〜と喋りかけてきた同僚たちが哀れな目で無理しないでね、と優しくしてくれること。
まあクヨクヨしてても周りにも自分にもいいことないので、
不謹慎やけど夏にビールが飲める幸せを噛み締めてまたぼちぼち妊活しようと思う。そうするしかないし。