女子力低いやつこそ、オカマバーへいけ
友達から、「オカマバーいかない?」と誘われた。
御察しの通り、前回マッチョバーに誘ってくれた友達だ。
(マッチョバーの件はこちら→マッチョバーへ行ってきた話 - オタクは沼地獄 )
今回も興味本位で二つ返事で「行きます!」と答えた。
行く前は「ジェンダーレスとかよく聞くようになったけど、なんかうさんくさい。自分を売り物にしてどうなん?」と、正直思っていました。今は地べたに額をこすりつけて土下座をしたい気持ちでいっぱいです。
なんていうんですか、キャバレーであってますか?
お姉さん(正確には元お兄さん)がついてくれるようなお店に行くのは初めてでした。
大阪梅田のJACK&BETTYが調べたら老舗ということで、女二人でいってみました!
20時からのショーがみれるように19時半くらいに入店。
完全にビビってたので友達の後にかくれ、恐る恐る暗めの店内へ。
最初に席についてくれたのは、言葉は悪いですが的確な表現をするならば
見た目はかなりおっさんよりのオカマ。おっぱいもなかったような気が…
「あ~~~~やっぱりおかまってこうなのか~~~~」というが率直な感想。
話も「悩みとかないの?」みたいな、どっからどうなにを話したらええねんみたいな…
圧倒的に私の緊張が勝ってました(笑)
そうこうしてるうちにショーの準備するから、つってお姉さんが退席。
まぁいいネタになるな、くらいの気持ちで飲む。
ショーが始まったらさっきの感想はぶっ飛びました。
めっちゃ可愛い!!!めっちゃエロい!!!
そこのオカマバーはアイドルソングをツインテ、ミニスカワンピースで踊ったり、
女王様みたいな黒いボンテージ着て悩ましいダンスを踊ったり、
可愛いからエロいまで幅広くいろんな方が楽しませてくれます。
さっきまでテーブルについてくれたおっさんオカマも、
見違えるほどのマダムオーラを放って歌を歌ってます。もちろんめちゃうま。
普通にアイドルみてるより可愛い!なにこれ楽しい!!
と、観てるだけでアドレナリン炸裂です。
とにかく、かわいい、えろい、神々しい。
1時間ほどのショーのあと、今度は若いお姉さん(確か23と21だった)が二人テーブルについてくれました。
ショーに興奮した私たちは、お姉さんたちを褒めたたえます。
私「めっちゃかわいいです!めっちゃエロいです!ありがとうございます!!!」
お姉さん「え~うれしい~」
か、可愛い…。なにこれ天使かよ。
私「私たちより女です。もう女辞めようかと思いました!お姉さんたちの圧勝です。」
お姉さん「そんなことないわ!もともと女なんやもん、絶対あんたらの方が可愛いよ!絶対に私らにはかたれへんよ!」
ふ、ふけぇ…ていうか、辛いよなぁ…
こんな干物以下の女でも、生物学上は女である。
かたや、お姉さんたちはこんなにきれいでかわいくて立ち居振る舞いも完璧なのに、女ではないのだ。
女の私がこんなんで、どうすんだよ…お姉さんたちに申し訳ねぇわ…
と、明日から女子力を向上させることを心に誓った。
その後もお姉さんは逐一可愛い。
お姉さん1「(私のスマホを手に取り)スマホみ~ちゃお!あら、ロックかかってへんやん!自撮りしちゃお~」
お姉さん2「えぇ~あたしも千葉ちゃんの携帯に映りたい~」
かかっかかあかかかかあかかkっか、可愛い~~~~~
私みたいなあだ名がゴミクズ(←まじ)の女のスマホでよろしければいくらでも映ってください。ありがとうございますうううう!!
お姉さん「あら、千葉ちゃん焼酎飲んでんの?お酒強い人、私好き~!」
私「はい!なんでも飲めます!飲ませていただきます!!」
といってアホほどのんで、二件目にはいった喫茶店で吐いて記憶を失った。
冒頭のように、オカマバーに行くまで私はオカマさんのことを少し馬鹿にしていたが、
誰よりも女の子で、きっとつらい思いもたくさんしてて、
それでもあきらめられなくて、こうして素敵なショーをして、楽しませて、
本物の女までもをトリコにできるなんて、すごいと思います。
休みの日は昼まで寝てるようなクソ女どもは、
是非オカマバーにいって、オカマさんの女子力の意識の高さを見習いましょう。
私は次の日から女子力あげよう、と強く心に誓ったが、
目が覚めたら二日酔いでそれどころではなかった。
またいって女子力にあてられてこないと…
次回はオカマバーにいってみた(2回目)を書こうと思います。
そう、今回があまりにも楽しくてもう一度行くのである。
オカマの魅力は半端じゃない。