とにかく沼が深すぎる

気づいたら色々な沼にはまっていた

思春期の過ごし方は大切

30歳を目前にして、記憶力の衰えがすごい。

 

私は読書が好きで自ら本を購入して読むし、

ジャンルへのこだわりもないので人に勧められれば片っ端から読む。

先日、友達が「これすごいおもしろかったから!」とおすすめの本を貸してくれた。

友達のいうとおり、面白かった。

でも、なにか。なにか違和感があった。

300ページほどの短編集だったのだが、半分すぎたあたりでやっと違和感の原因に気づいた。

この本、半年くらい前に読んでるわ…。

半分読まなきゃ気づけない。短編だからもう半分とか関係ないけど。

宇宙人を探し出すところでやっと気づいた…宇宙人探す小説そんなにないしな…

なんて実りのない読書を私はしているんだろう…。

自分で自分に驚き絶望した。

 

 

ほかにも、「歌野晶午の絶望ノート、おもしろいよ!表紙が石なの!!」とはなしだしたものの、

「えっと、オイネプ…ギプト様っていう石をいじめられっこが拾って、お父さんがジョンレノン好きの無職で…あれ?どうなるんだっけ…?」

見まごうことなき、若年性アルツハイマー患者である。

 

しかし、こないだそれを飛び越して驚いたことがある。

毎年、集英社から「ナツイチ」という本フェアイベントが開催されている。

今年の「ナツイチ」のイメージキャラクターは吉岡里帆さん。

集英社のおすすめの作品が𠮷岡里帆の撮り下ろしカバーになって売ってるのだ。(カバーが変わってるのは一部だけ)

あまりにも、吉岡里帆が可愛すぎて思わず「短編工場」という本を買ってしまった。

寄稿している作家さんも好きな人ばかりだったのもあるが、

如何せん、吉岡里帆が可愛すぎて。買ってしまった。

 

そのなかの乙一さんの短編を読みだして2行で気づいた。

「私、これ読んだことあるな?」

14年前、中学生の時に読んだな、これ。

何度も繰り返して読んでいたわけでもない。

むしろその本も冒頭におすすめを貸してくれた友達に借りて一度読んだだけだ。

半年前に読んだ本は半分読んでもわからないのに、

中学生の時に読んだ本は2行でわかるのだ。

思春期の記憶の残りかた、えぐくない?

 

思春期の頃の体験って大事なんだなぁ~。

私、なにやってたっけ?と思い出してみる。

 

・親が買っていた「週刊スピリッツ」のエロいマンガを親に隠れて読む

・バンドスコアを購入し、マキシマムザホルモンの「ぶっ生き返す!!‼」をピアノで弾けるように一生懸命練習する。(習っていたクラシックピアノの練習は全くせずにだ)

・友達の家でみんなが「明星」とかジャニーズのイケメンがいっぱい載ってる雑誌をよんでる隣で「魔太郎がくる!!」を読む

・「少女コミック」という女の子向けのエロいマンガ雑誌を棒読みで朗読する

・泥のようにオリエンタルラジオにはまる(武勇伝でブレイクしたての頃)

・雪でかまくらを作って、中でラーメン食ってたらかまくらが崩壊して窒息死しかける

 

あぁ・・・これはろくな大人になるわけないな・・・

振り返れば振り返るほど、クソオタクの出来上がる工程が見事に記されておるわ・・・

来世に期待☆