クリープハイプって本当にずるいと思う
先に断っておくと、私は言うほどクリープハイプファンではない。
むしろ彼らが売れてきた当初、私は尾崎世界観が嫌いだった。
え、病んでますやん。
この一言だった(笑)
当時の私はサブカル女子のくせに、むしろサブカル女子だったからこそ、
あんなん好きじゃないし!と言いたかったんだろう。
実に恥ずかしい生き物だ。
単純にハイトーンな声も好きではなかった。
私の好き嫌いとは関係なく、クリープハイプは売れていった。
しかし私は聴かなかった。ほんとにテレフォンズばっかり聴いてて、
ディスコに侵食されていた。あとミイラに。
しかし、意図せずに聞くことになる。
最初は、たぶん「脳内ポイズンベリー」
次が「百円の恋」
それから「忘れないと誓ったぼくがいた」
あと「帝一の國」
そう。ことごとく私の好きな=サブカル女子の好きそうな邦画のエンディングをクリープハイプが歌っているのだ。
しかもどれもこれも映画が終わってジャジャ~ンて曲が始まって、
「うわっ、この曲いいな~映画の終わりにこのイントロ、グッとくるわ…クリープハイプかいっ!」てなるのだ。
さすがに帝一の國はクリープが歌ってるって知ったうえで観ましたけどね。
池松壮介好きで、the Mirraz好きで、石井裕也監督で、原作も中原中也賞とってて、これは見るしかねぇって観た「夜空はいつでも最高密度の青色だ」のミイラズはあんなひどかったのにだ。大好きだったのに。ミイラズもいろいろあったあとだったと思うけど。
特に「脳内ポイズンベリー」のエンディングの「愛の点滅」はめちゃくちゃ気にいってしまって。
アイチューンで買っちゃったし、ツタヤ限定のクリープのアルバムにも入ってたので借りちゃった。
最近の歌詞はいうほど病んでなくて(笑)、でも歌詞と声がぴったりきてるようにかんじて、
歳をとってクリープを聞くようになるとは・・・である。
あんなの中二病のメンヘラが聞くもんだと思ってたよ…(笑)
今年のラブシャで(たぶんはじめて、少なくとも真面目にみるのは)はじめて生でクリープハイプを聞いたのだが、
気が付いたら、Tシャツを買っていた。
一緒にいった友達はフードタオルを買っていた。そいつはクリープ聴いてなかったけど…。
新しいアルバムが出てるらしいので今から借りてこようと思う。